有名な心理学者のユング曰く
「すべての人の『意識』は、その奥底で、『集合的無意識』につながって
いる」
とのことで
その『集合的無意識』のことをシンクロニシティーというのですが…。
要は、私達個人の「意識」の奥底には「個人の潜在意識(無意識)」があ
り、さらにその奥底では、私達は「人類共有の共通意識(集合的無意識)」
につながっているということらしいのです。
でも私にはそこまで噛み砕いて言われてもまだしっくりきません。
そこで一例として挙げられていたヘビの例が一番わかりやすかったので
コーチングで有名な野口嘉則さんの文をそのまま引用させていただきます。
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集合的無意識には、人類が過去の時代から体験してきたことの記憶が蓄積
されています。
つまり、私達の祖先の体験も記憶されているわけです。
例えば、子どもの多くは、ヘビを見るとなんとなく気味悪がるのですが、
これは、世界のあらゆる民族に共通する傾向です。
毒ヘビの存在も知らないような小さな子どもが、なぜか、はじめて見たヘ
ビを気味悪がる。
本などには、「一種の本能」と書いてありますが、昆虫や子犬を喜んで追
いかける子どもが、なぜヘビに対しては気味悪がるのかということは、集
合的無意識が発見されるまで説明ができませんでした。
人類共通の体験として「ヘビの危険性」が、集合的無意識に記憶されてい
るのです。
だから、万国共通で、ヘビを初めて見る子どもがヘビを気味悪がるわけで
す。
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なるほど、なんとなく理解できました。
個人個人の深層心理が実は個人の物ではなく全てつながっていて、
しかもそれは時代すらも超えてしまうつながりだ、ということなんですね。
ちょっと宗教っぽくも感じるわけですが、
私は科学万能主義ではないですし、
科学で解明できていることなど宇宙の真理のまだほんの一部だろうと思っているので
科学的に理解できないことをすべて否定する気はありません。
まして、経験的に
「なるほどなぁ」
と納得できることならば
特に科学的でなくても意外とすんなり受け入れることができたりします。
自分が幸せになるために、楽観的にシンクロニシティーを信じ、
自分にとって意味のある偶然(シンクロニシティー)を発見していこうと思いました。
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