金持ち父さん貧乏父さんロバート キヨサキ
筑摩書房 刊
発売日 2000-11-09
パーソナルファイナンス専門の作家で大学講師でもあるロバート・キヨサキが、全く違うタイプである2人の人物の影響を受けて構築した、ユニークな経済論を展開している。1人は高学歴なのに収入が不安定な彼自身の父親、そしてもう1人は親友の父親で、13才のとき学校を中退した億万長者である。彼の「貧乏人のパパ」は一生のあいだ金銭問題に悩まされ、ついには家庭生活崩壊の憂き目をみる(立派な人物ではあるが、週払いの小切手では家計が潤うことは1度もなかった)。一方、「お金持ちのパパ」はそれとは全く対照的な人生を謳歌することとなる(「金のために働く下層・中産階級」が「自分のために使う金には困らないお金持ち」になったのだ)。この教訓を肝に銘じていた筆者は、47才で仕事をリタイアすることができた。コンサルタント兼公認会計士のシャロン L. レクターとの共著である本書では、彼とお金との関わりあいを支えてきた哲学が披露されている。
筆者の言い分が延々と続くのにはうんざりさせられるが、それでもなお、学校教育では絶対教えてくれない「経済面でのリテラシー」の必要性を主張する本書は説得力がある。変わりばえのしない仕事を極めることよりも、収入を元手に資産を賢く殖やすことの方が、最終的には必ず人生に富をもたらすという主義に基づき、仕事に見切りをつけるための資産を得るにはどうしたらよいかを教えてくれる。
特に若いうちに読むに値する本です 2005-12-06
発売された頃はベストセラーになったとはいえ、タイトルが気に入らず(世の中お金が全てという印象が好きでなかった。今ももちろんプライスレスなものはたくさんあると思っているけど、以前よりはお金をつかむ方法や関心が高まっている。)興味が無かった。
さて、実際、読んでみると・・とてもおもしろい!!お金に対する考え方がかなり極端ではありますが、日本人には無い発想であるのは確かなので、全てを鵜呑みにしてはいけないが読んで自分の価値観と照らし合わせたり、取捨選択すれば自分の考えの幅を広げられると思う。
目からうろこと思えた部分が何箇所かありました。特にいいなと思ったフレーズとして
「お金の為に働くのではなく、自分の為にお金を働かせる」
→今までこの発想は無かった。この心構えを持っているかどうかで人生変ってくると思う。
「テキサス人は成功を誇りに思い、失敗を自慢する」
→生き方としてかっこいい。普通は成功を自慢してしまうよね。
「何かが欲しければ、まずは自分が与える事だ。暖炉の前で『薪を入れて欲しかったら俺を暖めろ』という人間になるな」
→これも分かっていても難しい。ついつい仕事・恋愛でこういった事をしてしまう自分がいます・・・
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posted by stepupブロガー at 11:01|
成功のために読むべき本
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